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新入社員配属で最も気を付けるべき、「相性の悪い上司」

update:
2015 02/23
カテゴリ:
配属

早期離職理由の1つに、職場の人間関係、とりわけ上司との相性が合わず、離職するケースがあります。

新人の配属を決めるにあたって、相性という曖昧な要素をどう扱うとよいでしょうか?大変難しい問題ですが、「上司との相性をどう見たら良い?」と相談される機会も増えてきています。私なりのオススメの方法をお伝えします。

 

 
■ まずは、注意すべき新人を見つける
配属においては、もちろんベストマッチを追求すべきですが、相性だけをとらえて「ベスト」というのはなかなか難しいと思います。

 

配属対象の全ての新人に対して、配属先の上司との相性を気にしなければならないかというと、実はそうでもないのです。相性を考えておく必要があるのは、“対人関係に不安があったり、ストレス耐性が十分でない”と思われる人です。

 

「相性を考えたい」と相談を頂いた人事の方に、「全員ですか?」と問うと、たいていは特定の名前が出てきます。多くの人事の方は、直感的に「この子は気にしなければならないな」と思う新人がいるようです。ただ、何をもって相性の良し悪しを判断するのかがわからないので、アドバイスが欲しいとご相談を頂くのです。

 

 

「元気がない、あの新入社員」のために、人事だけができること

update:
2015 02/14
カテゴリ:
新人フォロー

 

現場に配属した後は新人との距離が遠くなる、直接会話する機会もほとんどない、という人事の方も多いです。

 

現場に配属してしまったら、人事は新人の育成に対して無関心でよいのでしょうか?
今回は、現場から離れた立場にいる人事だからこそできるフォローについてお伝えします。

 

 
■ 人事の役割は、新人の「不安・悩みのガス抜き」
 

人事の役割は「新人の働く上での不安を解消し、前に進むきっかけをつくる」こと。いわゆるガス抜きです。

 

もちろん、新人の育成責任は配属先の職場にあるのですが、職場の実態は忙しくて新人に関わりたくても余裕がありません。そんな中、新人は職場の上司や先輩に遠慮がちになり、業務の相談もままならずに、仕事を抱え込みがちになります。また、仕事を抱え込む中で、様々な不安や悩みが生じますが、誰にどのように相談すればよいのかもわからず、さらに抱え込むことになります。

 

業務上の最低限のコミュニケーションはしていても、新人は職場で孤立している状態に陥っていることが多いのです。

 

こんな状態に陥っている新人の状況を打破するため

【特徴と対策】「最近の新人は…」と愚痴る前に

update:
2015 02/13
カテゴリ:
新人の特徴
新人フォロー

 

「最近の新人は・・・」 というセリフは職場でよく耳にするフレーズかと思います。

「・・・」の後には、決まってネガティブなセリフ(=愚痴)が続きます。

 

仕事に対する意欲が感じられない。地味で基本的な仕事をやりたがらない。当事者意識が低く、指示待ち。言われたことしかやらない。ビジネスマナーもわかっていない云々。

 

こんな愚痴が出るのは、新人本人が悪いからでしょうか?今回は、「最近の新人は・・・」とつい言ってしまう原因と、上手に付き合うコツをお伝えします。

 

 
■ 新人にとっての「アタリマエ」を知る
 

「最近の新人は・・・」という愚痴の多くは、上の世代の人が当たり前と思っていることに対して、下の世代の人達が違った価値観・考え方をすることに対して発せられるフレーズです。

 

当たり前と思っている価値観・考え方の多くは、その世代が育ってきた社会環境に大きな影響を受けています。では、昨今の若者世代の生まれ育った社会環境には、どのようなものがあるのでしょうか?

 

代表的なキーワードを3つあげます。