人事に支援してほしいこと ~新人を受け入れる上司の本音~

新人の配属にあたって、人事は現場の上司にどのような支援をしていますか?例えば、新人に関する情報提供をしていますか?と聞くと、「先入観になるので、出身大学と名前以外は伝えていません」「配属後は、上司に任せています」と回答をされる企業が何社かありました。
確かに、無用な先入観を持たせるのは、新人にとってよくないでしょう。また、現場の教育には現場の流儀があり、人事が立ち入ることは難しいのかもしれません。しかし一方で、実は上司も不安を感じているのです。
今回は、新人を現場に配属するにあたって、人事ができる現場上司の支援についてお伝えします。
■現場のリアル ~新人受け入れに向けて、感じること・準備すること~
大変身近な例ですが、私の実体験を書いてみたいと思います。
私の部署(開発部門)には昨年4月に1名新人が配属されました。私にとっては上司として新人を受け入れるのは初めての経験でした。新人が配属されるとわかったのは、3月中旬。入社後約2週間の全社研修の後に、4月中旬に現場に配属されるまでの約1ヶ月間で、いろいろな準備が求められました。
<準備1:まずは座席>