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人事に支援してほしいこと ~新人を受け入れる上司の本音~

update:
2015 04/13
カテゴリ:
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配属

 

新人の配属にあたって、人事は現場の上司にどのような支援をしていますか?例えば、新人に関する情報提供をしていますか?と聞くと、「先入観になるので、出身大学と名前以外は伝えていません」「配属後は、上司に任せています」と回答をされる企業が何社かありました。

 

確かに、無用な先入観を持たせるのは、新人にとってよくないでしょう。また、現場の教育には現場の流儀があり、人事が立ち入ることは難しいのかもしれません。しかし一方で、実は上司も不安を感じているのです。

 

今回は、新人を現場に配属するにあたって、人事ができる現場上司の支援についてお伝えします。

 

 
■現場のリアル ~新人受け入れに向けて、感じること・準備すること~
大変身近な例ですが、私の実体験を書いてみたいと思います。

 

私の部署(開発部門)には昨年4月に1名新人が配属されました。私にとっては上司として新人を受け入れるのは初めての経験でした。新人が配属されるとわかったのは、3月中旬。入社後約2週間の全社研修の後に、4月中旬に現場に配属されるまでの約1ヶ月間で、いろいろな準備が求められました。

 

<準備1:まずは座席>

不満を生まない新入社員配属の、たった1つの決め方

update:
2015 03/2
カテゴリ:
配属

 

4月に新入社員を迎え入れる企業では、そろそろ受け入れ準備を行うという企業も多いでしょう。入社式、研修、配属先決定、現場OJTなど準備すべき事柄は諸々あります。

中でも、新入社員をどの部署に、どのような上司のもとに配属するのかは、頭を悩ませるテーマの一つといえます。

 

今回は、新人配属を決める上で特に難しい「適性」と「希望」の扱い方のコツをお伝えします。

 

 
■新人の配属検討で、最も重視される要素とは?
リクルートキャリアが独自に行なった新人の配属に関する実態調査(2012)の中で、「新人の配属を決定するにあたり、どのような情報を、どの程度重視するか」を聞いたところ、

・1位:適性・・・・・36%

・2位:本人希望・・・25%

・3位:専門性・・・・22%

という結果になりました<グラフ1>。

 

 

まだ職務経験のない新人の配属においては、どのような仕事・職場に適しているのか、その適性を活かし、どのように育てていくとよいのかという可能性を踏まえた配属を考えていくことが重要。適性が最重要という結果は、至極当たり前といえます。

新入社員配属で最も気を付けるべき、「相性の悪い上司」

update:
2015 02/23
カテゴリ:
配属

早期離職理由の1つに、職場の人間関係、とりわけ上司との相性が合わず、離職するケースがあります。

新人の配属を決めるにあたって、相性という曖昧な要素をどう扱うとよいでしょうか?大変難しい問題ですが、「上司との相性をどう見たら良い?」と相談される機会も増えてきています。私なりのオススメの方法をお伝えします。

 

 
■ まずは、注意すべき新人を見つける
配属においては、もちろんベストマッチを追求すべきですが、相性だけをとらえて「ベスト」というのはなかなか難しいと思います。

 

配属対象の全ての新人に対して、配属先の上司との相性を気にしなければならないかというと、実はそうでもないのです。相性を考えておく必要があるのは、“対人関係に不安があったり、ストレス耐性が十分でない”と思われる人です。

 

「相性を考えたい」と相談を頂いた人事の方に、「全員ですか?」と問うと、たいていは特定の名前が出てきます。多くの人事の方は、直感的に「この子は気にしなければならないな」と思う新人がいるようです。ただ、何をもって相性の良し悪しを判断するのかがわからないので、アドバイスが欲しいとご相談を頂くのです。