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将来が不安な新人・若手への対処法

update:
2015 10/19
カテゴリ:
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Tourist on rocks

前回の記事で、弊社サービスReCoBook(レコブック)のこころチェック回答結果から、
新人が「改善したいこともしくは、改善に向けて周りに支援してほしいこと」として
「将来展望」を第一位にあげていることをご紹介しました。

 

将来展望「将来の明確なイメージ、
自分がどうなっていくかの先々の見通し」
という意味です。
「新人なんだから、そんなものは見えなくても当たり前!」
「おじさんだって同じことで悩んでるぞ!」と思われる方もいるかもしれません。

ですが、若手の早期離職の理由の上位に「自分のキャリアや将来性が見えない」
上がっていることも踏まえると、若手にとっては深刻な悩みの一つであり、
企業としてもきちんと対処しないといけないことです。

今回は、将来が不安で前に進めない、成長が滞ってしまっている
新人・若手への対処について取り上げてみたいと思います。


 

■将来が不安・・・と悩む新人・若手の状態とは?

具体的に、こんなことを感じたり、悩んでいたりします。

● 目の前の仕事をこなすことで精一杯。
自己研鑽の機会・時間をもつことができず、成長できていない気がする

● 現在の延長線上以外のキャリアが見えず、閉塞感を感じている

● 将来こうなりたい、目指したいと思える手本となる存在が身近にいないし、
周囲もどう考えているのか見えず不安

● 会社や上司は、自分の将来を考えてくれているのだろうか。
なんだか大事にされていない感じがする

● 環境変化も激しく、会社の業績も芳しくない。
会社の将来そのものが不安

将来が不安といっても、人それぞれ不安の元は違いますし、不安の感情も様々です。
とはいえ、不安を抱え悶々としている状態には変わりありません。
このような新人・若手が近くにいたら、まずは声をかけ会話をする機会を持ち、
どんな不安を抱えているのか聞いてあげることが大事
です。

 

■Goodな働きかけの例① 目の前の仕事と将来を繋げて見せてみる

仕事に慣れない時期は、「この仕事を続けていてどんな意味があるんだろうか?」と
不安になりがちです。そんなときには、将来のことも頭には置きながら、
今目の前の仕事をどうこなしていくのか、これができるようになったら
次にどの仕事にチャレンジするのか、と積み上げ式でイメージさせることも必要です。

将来について悩んでいること自体を否定するのではなく、
今の仕事が将来に向けてどうつながっていくのか、
そのために今何に取り組んでおくと良いのかなど、
具体的なアクションがイメージできるようアドバイスすることも効果的
です。

 

■Goodな働きかけの例② 将来をイメージできるようなサポートを行う。

自社の人事制度や教育制度の中で、一般的なキャリアプラン(キャリアパス)を
提示している場合は、その理解を深めることからはじめると
イメージが付きやすいかもしれません。

まだイメージが漠然としている合は、本人が抱いている将来像のイメージに近い人や
参考にして欲しい人を紹介して、話を聞くよう促すのもよいでしょう。
刺激をもらえる他者との出会いが、本人の将来イメージを
具体化させるきっかけになります

また、本人がやりたいこと・実現したいことがある程度見えている場合は、
活用できる社内の制度を紹介してあげると、自分の目指す将来像に向かって邁進してくれるはず!

■Goodな働きかけの例③ 定期的に将来について話す時間をもつ

自分の将来像について、すぐに答えが出るものではありません。
時間が経過したり、何かの出来事によって大きく変わることもあります。
定期的に本人の将来の夢やキャリアについてじっくり話をする機会をつくりましょう
普段改まって話すのは難しい場合は、年初・期初の面談のタイミングで
話し合ってみることをおススメします。

■働きかけNG例:
「目の前の仕事もできないのに、将来のことなんて考えなくていい」と取り合わない

周囲としては、先のことで悶々と悩むよりも「まずは目の前の仕事をちゃんとやってほしい」というのが
本音かもしれません。しかし、新人・若手にとって、悩んでいる自分をないがしろにされたことで、
職場や上司、会社といった周囲に対する不信感を募らせることにつながりかねません。

自分のことを考えてくれない会社や職場のために頑張ろうと思える人はいません。
悩みを抱える新人・若手が近くにいるのならば、何よりも、
話を聞き一緒に考えていくスタンスが大切です。