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新任課長の新人受け入れ奮闘記 Vo2. ‐新人が職場に馴染むには -

update:
2015 07/21
カテゴリ:
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日も長くなり季節はすっかり夏。

気温もぐんぐん高くなり、気が付くともう7月中旬です。

 

新入社員が配属され、早くも4か月。

彼らがいる職場も今では自然な光景となりました。

少しばかりの緊張感を漂わせつつも彼ら、職場に馴染んでいるようです。

 

新入社員に限らず、転職や転勤・異動といった「新しい職場」に入っていくのは多かれ少なかれストレスを感じるものです。私自身、今は開発部の管理職の立場にいますが、かつて営業部から開発部に「異動」してきた時には、新たに人間関係を築き、仕事の進め方を掴むのに時間がかかった事を覚えています。

 

誰でも馴染むまでには時間がかかるのが当然です。ですが、馴染めないままの状態が長く続くと、緊張感や心細さを感じたり、問題や仕事が進めづらかったりと良いことはありません。

今回は新人が職場でスムーズに人間関係を築くために受け入れ側が出来ることについてお話します。


 

■ ある日の午後のオフィスでの出来事・・・・

 

1人の新人が隣の席に座っている教育担当の先輩の様子を何度もチラ見。

なんか相談したそうだな~と思いながらしばらく様子を見ていると、

どうやら頼まれた仕事で聞きたいことがあるようです。

タイミングを計っているうちに、結局時を逸してしまい先輩が次の打ち合わせへ席を立ってしまいました・・・。

決して内向的な新人ではないのに、いざ話しかけるとなると気を使ってしまうようです。

モニターに集中しながらキーボードをたたいている忙しそうな先輩にはなおさら。

 
「ちょっといいですか」
 
と切り出して良いものかどうか。集中している先輩の邪魔にならないか。今じゃなくて後にした方がよいのか。

こういう自問自答を繰り返してグルグルしていると、悪いスパイラルに陥ります。

 

声がかけられず時間が経つ

仕事が増え、相談事項が更にたまる

相談したいことがたまると、相談に要する時間が増える

なおさらタイミングを計りかねて相談しづらくなる

不安やストレスがたまっていく・・・

 

これは新人本人にとっても、

仕事を任せた教育担当側にとっても良くないですよね。

「何か困ってんの?」教育担当や周囲の先輩・上司がこの一言声をかけるだけで
この新人の負のスパイラルがすっぱり切れる
んです。

 

ついつい「新人から遠慮せず話しかければいいじゃない」と思いますよね。

私もそう思っていますし、遠慮なく新人から相談すべきだと思います。

ですが、最近の新人を見ていると、私たちが思った以上に、
周囲や相手の空気を敏感に感じ取り、遠慮してしまう
ことあるようです。

そういえば、自分が新人時代に、忙しそうで話しかけにくい先輩もいたけど、忙しそうだけど質問しやすい、そんな先輩もいたことを思い出します。


声をかけられる側も、そんな“隙”や質問しやすい“雰囲気”をつくりだせるかが重要
だと感じます。

 

■ 自部署を超えたナナメ上の先輩とどう人間関係を作れるか

自部署の先輩に話かけるのもやっとなのに、組織をまたいで人間関係を作るのは新人には一層ハードルが高い事です。とはいえ、仕事を円滑に進めるためには新入社員であっても他部署の協働者と人間関係を作っていくことは極めて重要です。

新人を部署を超えた人とのつながりを作れるように、私たちで工夫していることを3つご紹介します。

 

その① ナナメの飲み会

教育担当が幹事役になり、隣の部署の先輩と新入社員とを交えた飲み会を開きます。

多くの場合はその幹事役の先輩がお世話になっている先輩方。

幹事役といっても単に飲み会を開くだけ。

新入社員が配属されない部署の先輩にとってもいい機会です。

その② ランチバトン(ランチリレー)

他部署の先輩を誘ってお昼ご飯を食べに行きます。それを単発ではなく継続して行います。

「最初はXXさんと行くといいよ」と最初のランチをスタート。そのランチが終わったら、その先輩から次にランチにいくといいオススメの先輩を紹介してもらいます。バトンを繋ぐように定期的にナナメの先輩とランチに行くことで人間関係を広げることができます。職場のイベントとして周りに周知しておくと、新人も誘いやすくやりますよ。

その③ 仕事

他部署の先輩と一緒に取り組む仕事が出来るように意図的に新人をアサインします。

仕事をきっかけに会話するので、必然的にナナメの人間関係を生み出すことができます。

 

今回紹介させていただいた3つは、いずれも「きっかけ」づくりです。

必ずしもたくさんの人と接点を持つ必要はありませんが、各部署に一人ずつでも気軽に声をかけられる先輩がいるといざという時に新人は相談しやすくなります。

また、いろいろな悩みを少し離れた立場から聞いてもらいアドバイスを受けることで、新人も新たな気づきを得られることもあります。

 

全くの0から人間関係を広げていくには、とってもエネルギーが要ります。

トビキリ社交的だったり、仕事だと割り切って臆せず相談できる人もいますが、皆がそうではありません。
一番身近な存在である同じ部署の先輩がきっかけを作ってあげる
ことが実は重要だったりします。また育てる側の上司や先輩にとっても、自分たちだけで新人の育成を背負うのではなく、会社のみんなで新人を育てる状況になった方が、ありがたがったりもするはず。

 

 

あ、新任課長の私も先輩に悩み相談してみようかな・・・