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「オワハラ」にならない!学生の決断を促す内定者フォローとは

update:
2015 07/6
カテゴリ:
採用

pixta_14956909_S (1)オワハラとは「就活終われハラスメント」の略語で、内定を付与した学生(応募者)に内定承諾、他社選考辞退などと迫る行為を指します。2016新卒採用が本格化し、内定取得学生が増えるにつれ、最近話題になっています。

 

2016新卒採用は、景況感の先行きの明るさから各企業の採用意欲も昨年に引続き高まっており、売り手市場と言われています。加えて経団連の指針による採用スケジュールの変更で就職活動期間は大幅に短期化され、
人材獲得競争はますます激化
しています。

 

8月の選考スタート目前に企業からは内定辞退の懸念から、内定フォローに関するご相談も増えてきました。

今週は、学生の決断を促す内定フォローの基本をご紹介します。


 

 


■時期ごとに内定フォロー策を考える

一言で内定者フォローと言っても、時期によって内定者の心理が変化することに留意し、フォローの目的・やり方を変える必要があります。

 

<内々定出しの時期> 

学生にとっては、新卒で入社し仕事をしていく企業をどこにするかを決断するための「検討」と「決定」の時期です。学生は最終的にどこの企業に入社するかのを決める以前に、「どのように決断するか(何を基準に決めるか)」で悩んでいたりします。複数の内定を持ったままの学生も多くおり、学生の気持ちはまだ固まり言っていません。

◇◇フォローの具体策◇◇

人事や社員との個別面談や電話、メールなどでコミュニケーション機会を多くとり、学生が決断するうえで必要な情報提供と意思決定の援助をしていくことが大切です。時に一人の社会人の先輩として学生の悩みに寄り添いながら、アドバイスすることも有効です。

 

<正式な内定日前の時期>

入社を決断し、正式な内定日までの「保留」期間です。企業に内定承諾の返事はしたものの、学生には決断の揺り戻しがきて、自分の決断が正しかったかを悩む期間になります。時期によっては、まだまだやり直しがきく期間でもあります。

友人や家族と話したり、内定を報告する中で、「もっと他にもあるんじゃないの?」といったちょっとした一言で、心が揺れ動いたりします。

◇◇フォローの具体策◇◇

内定者懇親会で他の内定者同士で、入社動機を発表しあったりして、絆を深めたり、他者との交流を通じて入社意志を固めていく機会をもつことが有効です。

「自分はここでいいんだ!この決断で良かった!」と言える状態を作ることが大切です。

 

<正式な内定日(内定式)後の時期>

正式な内定を受けたことで、入社の決断に実感が伴うとともに、入社後を具体的にイメージして緊張感を高めていく期間です。この時期には、実際に自分はどの部署でどんな仕事をするのか、配属先はどんなところなのかが気になってきます。

◇◇フォローの具体策◇◇

入社準備期間と位置づけ、入社後の業務をスムーズにするための研修やインプットの機会を提供したり、「社内のイベントに会社一員として招待する」「社内アルバイトをしてもらう」などして、会社の一員としての意識を高めていく機会をつくるのが有効です。

 


■今の時期の内定者フォローで求められる人事のスタンスとは?

8月には選考が本格化し、内定出しのピークを迎え、学生にとっては一番心が揺れ動く時期を迎えます。この時期において、人事として大切にしたいのは、決して一律のフォローをせずに、内定を出した学生一人ひとりの状況をみて、その学生にあった情報提供をすることです。一人ひとり、志望動機も性格も違うように悩むポイントも異なります。それを踏まえて関わり、「この企業は自分のことをよくわかってくれている」という安心感を醸成できれば、オワハラと捉えられることなく入社の意思決定を促すことが出来るでしょう。