新人・若手の定着と成長を考える人事のためのブログ

ReCoBook(レコブック)公式Blog

新任課長の新人受け入れ奮闘記 Vol.1 ‐すぐつまずく新人と向き合う!編 -

update:
2015 06/22
カテゴリ:
新人フォロー

column-0019

新入社員が社会人生活をスタートして早くも3か月が過ぎようとしています。

 

筆者(以下「私」)の部署にも久しぶりに新入社員が配属となり、日々奮闘中です。

このブログでは、新入社員を迎え育成する当事者の立場から、リアルな内容をお伝えできればと思います。

私たちが試行錯誤する姿を通じて、育成のヒントをお届けでいれば幸いです。


 

私の紹介を少しだけさせてください。

半年前に管理職になったばかりの新任マネジャー。新入社員とは10歳ほど離れています。

そんな私の課にも2名の新入社員を迎えることになりました。

 

 

いや~、もう。

私を含めた課のメンバー一同

 

“ウキウキ”

 

“ソワソワ”

 

「どんな子が来るんだろうね」「うちに配属されたことはどう思ってるんだろう」

迎える方が浮足立ってました。

 

デスクをきれいにしたり、歓迎会の企画をしたり。

不思議と組織内の会話もぐっと増えました。

新メンバーが加わる、それだけで組織が活性化するものだと実感しています。

 

 

そして迎えた新入社員。

「自分の力を生かして社会に貢献したい!」「早くこんな仕事をやってみたい!」と

とても元気で意欲あふれるメンバーです。

 

 

 

■何もかもできない!早くも飛び出した「向いてない」発言…

そんな二人も、すぐに壁にぶつかります。

その壁は・・・・

 

「基本」ができない。

 

例えば電話。

まず、電話が鳴ってもビビッて取れない。

 

躊躇しているうちに先輩に先に取られて、

「次は取ります!」と言いつつまた受話器に手が伸ばせない。

思い切って電話に出ると、「伝言を残す」、「別の部署に電話を取り次ぐ」、

ひとつひとつの場面に戸惑い、周囲の先輩が毎回フォローする。

 

 

そして、電話が終わると周りからのアドバイスや指摘。

「このメモだと、電話をもらった人が次何をすればいいかわからない」

「さっきの言葉づかいはお客様に失礼にあたるよ」

 

 

 

「こんなはずじゃなかったのに・・・」

 

 

これまで成功体験を重ね、少なからず学生時代の自分に自信もある。

そんな自分が、今は基本的な事に躓いている。

悔しかったり、情けなかったり。

 

 

 

自分の力を生かして早く貢献したい!と思って入社したのに、

最初の仕事は基礎的なものばかり。それでも失敗を重ねてしまう。

 

 

もがいている状況がしばらく続くと、

「自分には向いていないのかもしれません」

と言い出したりもする。

 

おいおい、ちょっと待て。生き急ぎ過ぎてるぞ。と。

 

 

「まずは足腰。焦らず基本を身に着けよう」

 

そう話をしてみても、

 

「自分が成長できるのかわからない」

「基本が大事。頭では分かるけど納得できない。だから動けない。」と。

 

 

 

スポーツで言うなら、早くレギュラーになりたい!

そのための体力づくり、筋肉トレーニングが欠かせない。

 

“頭では”わかってる。

 

でも、「この走り込みが何に繋がっているのだろう?本当に上手くなるのか?」という気持ちなのでしょう。

競技での効力感もなかなか味わえず、他の競技に移ったほうがよいのではと思い始めてしまいます。

 

 

 

■「アドバイス」よりも「期待」して「振り返る」が、効果あり?

 

彼らの姿を見ていると、昔の自分と重なるところもありますし、

自分はもう少し素直に取り組んだよな・・・と思ってしまうこともあります。

 

そのような新人を目の前に、最初は何を伝えるべきか悩みました。

自分自身の経験からいろいろアドバイスもしてみましたが

「わかりました」といいつつ、どうも腑に落ちていない様子。

 

 

先輩マネジャーにも相談し、

今は個別の面談や仕事をアサインする場面で

担当する仕事を我が事としてとらえられるような会話をすることを意識しています。

 

 

 

例えば、仕事のアサインの場面では、依頼したい仕事の内容や納期を伝えて終わりではなく、

 

「この仕事では●●●の経験を積める絶好の機会なので、一つ一つのプロセスを大事にしてほしい」

「このプロジェクトでは、Aさんの仕事の進め方を是非吸収してみて」

 

と本人の成長につながる一言を添えるようにしています。

 

 

 

また、個別面談では振り返りに時間を割いています。

「この仕事でどこが一番難しかった?自分なりにどんな工夫したの?」

 

たとえ単調な仕事であっても、その経験が何に繋がっているのかを振り返りを通して言語化していきます。

 

失敗した経験も、

「何が今回の要因になっていたと思う?」

「次、自分が同じ仕事を担当することになったら、何を一番大事にする?」

と一緒に振り返る。

 

ゆっくりと言葉を紡ぎながら本人が言葉にすることで

 

「次はもっとこういう工夫をしたい」

「今気づきましたが、自分のあの進め方がまずかったんだと思います」

 

と前向きな会話ができ始めています。

 

 

 

初めて新入社員を受け入れてみて、今の正直な気持ちは。

 

思った以上にとっても手がかかる

 

でも、今後が楽しみでなりません。