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人事に支援してほしいこと ~新人は今、このようなことで困っています!~

update:
2015 04/27
カテゴリ:
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入社後は、新人にとっては初めてのことばかり。期待が膨らむ一方、不安なこともたくさん生じる状態です。スムーズにスタートを切るためにも、新人が入社初期に抱きやすい不安とその対処を知っておくことは有効だと思います。

今回は、具体的に試せる工夫事例をいくつか紹介したいと思います。


 

■新人のよくあるお困りごとと、支援事例

 

●オフィスや職場での生活ルールがわからない

オフィスでの過ごし方や基本的なルールは導入研修などでひと通り教わることかと思います。しかし、実際にオフィスで生活していると、些細なことがわからなくなったりします。

例えば「服装が自由と言うけどどのような服装まで許されるのか」「お昼休憩はどう過ごすと良いのか」「有休を取りたいけどどうやって言い出せばよいのか」など。周りの様子を見ていれば、だんだんわかってくることだと思うのですが、こういうことが意外と聞きにくくストレスがたまるようです。

 

→そのようなときの支援事例

年次の近い2年目の先輩や、席が隣の先輩など「些細なことを何でも聞いて良い担当」を職場に設けて、新しい人が入社してきた時に、些細だけれども聞きにくいことを聞きやすい状況をつくったそうです。新人だけでなく中途入社者に対しても同様の対策をしています。

 

●社内用語がわからず会議に参加していて苦痛

先輩たちが使う言葉についていけないというのも不安要素として大きいものです。

恐らく3ヶ月もすればすっかり解消する不安だったり、慣れの問題なので放っておいて大丈夫と思われるかもしれません。ただ、これを苦痛と思ったり、聞けばすぐに解消するのに些細なことなので聞けずに無駄な会議の時間を過ごしてしまうという状況も生じます。

 

→そのようなときの支援事例

わからない用語があれば、毎日解消できるように「わからない用語溜め込み箱」を社内SNS上につくり、新人が気軽に投稿できる場所をつくりました。そして、新人の育成担当が必ず答えてあげるということをしていました。この情報が社内用語辞典化するので、不明点の解消に大変有効だったそうです。

 

●上司という存在との接し方がわからない

社会人になって初めて「上司」という存在ができるわけですが、そもそも上司とはどういう立場なのか、自分にとってはどのような人なのか、ピンとこない新人も少なくありません。

上司との関係性に悩む新人も多いと聞きます。

 

→そのようなときの支援事例

新人に、上司という存在は何か、どう接したらよいかを教えるというのもあると思いますが、それだけではなかなか解消しません。新人を受け入れる側の上司に対しても、新人のマネジメントのポイントや、接し方のノウハウなどのインプットの機会つくるなど、両面から考える必要があります。

 

●自部署以外の人に質問したり仕事の依頼をすることをためらう

新人にとって同じ職場の人以外に何か質問したり、依頼したりするのも緊張感の高いことのようです。一言でもしゃべったことがあれば安心感もあるのですが、そういった接点はつくり難いものです。

 

→そのようなときの支援事例

新人導入研修の一環で、新人が接点を持ちうる部署の定例で行うグループミーティングに新人を参加させて接点をつくったり、各職場のキーとなる人を新人研修の講師としてアサインして、新人との接点をつくることを意図されていました。

 

 

“些細なことを軽視しない姿勢”が、うまくいく支援の秘訣

 

このように、不安をあげるとキリがありませんが、初期の新人の不安は些細なことも多いです。些細だからこそ、周りはあまり気に止めなかったり、新人も遠慮して伝えなかったりという状況が生じます。一つひとつが大したことがなかったとしても、それが重なると大きな不安につながります。不安が重なることで、新人が前に進めない状況をつくってしまいます。

些細な不安であっても、それを表に出せる状況をつくること、そしてそれを周囲が受け止め、ひとつずつ解消してあげるという、丁寧な関わりが入社初期においては重要です。